【Essay】身につけるということ
2016年の情熱大陸を見返していて、心に留まったフレーズがあります。
和知徹さん(肉シェフ)の回で
(略)原点を知ってちゃんとそれを昇華する必要がある。
昇華して自分から出てきたものっていうのが残るものっていう風に考えてます
和知さんは自分の料理を進化させるために、レストランを経営する傍ら世界中を旅しています。
ただ、それは旨い料理を食べるだけというのではなく、現地ではタクシーではなく歩き、レストランではなくホームステイに赴き、肉を解体し料理する…。
そうした旅の中のフレーズです。響きました。
身を削って努力した分はしっかり身につく。
なんでも合理的に、効率的にやろうと思っていますが、かえって遠回りしていたのかも。
表面的に身につけるだけなら問題ないのでしょうけど、一流でありたいのならこういう考え方でいたいと思いました。
プログラミングもただ動かすだけならできます。
極めたいのなら、その周辺も学んでいく必要があります。
メモリやCPUの役割、言語仕様、設計、デバッグ、英語、数学…などとても広くて深い。
そしてそれは書籍やウェブを読むだけでなく、しっかり手を動かすことで身につくのでしょう。
銀座マルディ グラのストウブ・レシピ 和知徹シェフのワールド・ビストロ料理
- 作者: 和知徹
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2015/09/12
- メディア: 単行本
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